ほえほえくまー

2014年4月16日水曜日

よのなかのこと

t f B! P L
私は台湾が好きです。好きのピーク時は年に5回台湾旅行に行ったほど好きです。(周りからは台湾に彼氏がいるのではないかと疑われました)

そんな台湾では先週まで日本の国会にあたる立法院が学生たちに占拠されていました。原因は中国との「サービス貿易協定」を政府が審議を十分に行わず決行しようとしたことによります。占拠というと学生の暴徒化という感じがしますが、彼らは「非暴力」をかかげ、いたって冷静で、まずはSNSなどネットを使って世界へ彼らの主張を拡散しました。
彼らの主張はこれを見ると分かりやすいかも(「とある社長の独り言」)
http://taiwansokuhou.blog.jp/archives/4670333.html

「ほえほえくまー」はそのシュプレヒコールである「退回服貿(サービス貿易協定撤回)」の発音である「トゥイフイフーマオ」が日本人の空耳アワーによって作り出された言葉です。

彼らは強制退去の抑止力として、立法院内の映像を24時間USTREAMなどで日本語、英語、中国語で配信していました。
また学生を指示する医療スタッフや弁護士がシフトを組んで常駐していて、体調管理、警察に不当に逮捕された場合などの対策がされてたし、学生たちも清掃班、物資班などに分かれそれぞれ活動していました。時には「ゴキブリを発見したので衛生管理に気をつけるように」と清掃班からのアナウンスがあったり、支持者による支援でまかなわれているご飯を残したりしていると怒られていたり、時には多くのアーティストが支援に来て立法院フェスになっていたり、占拠しているとは思えないような穏やかな感じでした。
それは立法院の外にも広がっていて、3/30に警察発表では11万人、主催者発表では50万人という大規模なデモが行われましたが、近隣への迷惑を考え、20時に解散ということになっており、実際20時になると速やかに解散され、しかもそのあとにはゴミ一つ落ちておらず、ゴミも分別してまとめてあるというものでした。

彼らの要求は一部立法院議長が約束するということで、学生たちは約3週間の占拠から退去することを決め、立法院を占拠した際に壊れたものなどありましたが、ほぼ現状復帰して退去しました。
彼らは「これは終わりではなく始まりだ」と言って、今回のことでこの国の問題を知ってもらったことを草の根運動のように広めていく活動をしていくことを宣言しています。
このように自分の国のことを真剣に考える若者が多数いる台湾の未来は明るいのではないかな、と思います。
この立法院占拠の様子を暇さえあれば見ていた約3週間、世の中のことをしっかりした目で見るってことを真剣にしなきゃと反省する日々でした。
あー、台湾に行きたい病が。。。

それから、今週末には台湾でこんなイベントが。
http://taipeiyogalife.com
あー、台湾に行きたいなあ。

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